【介護サービスの利用拒否】ヘルパー拒否の理由と対策

介護する人

ヘルパーさんを拒否する高齢の親。

でも、自分じゃできないことが増えたし、私にも手伝う限界があるから、

ヘルパーさんに助けてもらいたい。

どうしたらヘルパーさんを受け入れてくれるかな?

この記事は、ヘルパーが入ることを拒否して困っているご家族向けです。
【介護サービス利用拒否】ヘルパーを嫌がる理由と対策3つ

ヘルパー利用を拒否する理由

要支援1からでも利用可能な訪問ヘルパー。
1時間あたり300円ほどで依頼することができ、家事はもちろん、身体介護など、技術を習得したプロに任せることができる嬉しいサービスです。介護する人にとって、これほど頼もしい人はいませんね。(言いすぎか?)

なのに当の利用者は拒否することが多い。それはなぜなのか考えてみる。

「他人を自分の家に入れたくない」

この理由でヘルパーの訪問を拒否する人はかなり多い。嫌がる気持ちも良くわかる。私だって、赤の他人が自分の家に上がり込んで、勝手に冷蔵庫を開けて料理したり、勝手に押入れを開けて探しものをしたり、勝手に洗濯や掃除をしたら嫌だと感じる。特に女性は台所を他人に使ってほしくないと思うのでは?

「人の世話になりたくない」

「自分はまだ人の世話にならなくてもやっていける」
「他の年寄りと一緒にするな」
「老人扱いされるのはゴメンだ」

おじいちゃん

ワシを年寄り扱いしおって!けしからん!!

こんなふうに、自分は他人の世話にならなくても生きていける、自分はまだ若い!と思っている高齢者はすごく多い。だから、介護サービスなんて必要ない、ということで拒否する。プライドが高い人はこの理由が多いですね。

「介護は子供がするもの」

子供がいる人は、「親の介護は自分の子供がするものだ」と思っているから、ヘルパーは不要と断ることがある。実は私の両親もそう思っている節があって、「子供には迷惑をかけたくない」なんて言っておきながら、ヘルパーさんを嫌がるもんだから、結局全部私がやる羽目に…。

「ヘルパーを頼むのは恥ずかしい」

ご近所に、自分がヘルパーを頼んでいることを知られるのが恥ずかしいという理由で断る人がいます。ヘルパーさんのお世話になっているということは、自分が老いぼれてしまったということを認めるようなもので、それを近所の人たちに知られ、「かわいそうに」なんて哀れまれるのが恥ずかしいというのです。

「親子関係に問題がある、と他人に思われるのが嫌」

これもご近所の目や世間体を気にする人に多い理由ですね。”子供がいるのに世話してもらえない自分”を世間の人はどう思うだろうか?と心配します。「子供に構ってもらえない可哀そうな年寄り」を自分の頭の中に作り上げ、それに当てはまりそうなことを必死で避けます。

ヘルパーを拒否する人への対策

ヘルパーを必要と思っていない、ヘルパーを嫌っている人への対策を3つ提案します。

先に、訪問看護を始める

高齢者はなぜか、医師や看護師の言うことは素直に聞く傾向にあります。白衣姿に弱いんですよね。

ヘルパーの服装といえば、ポロシャツ+ジャージ。そして家に入ればエプロン姿。これでは何の権威も感じませんよね。「知らないおばちゃんが家に来た」って感じですかね(-_-;) 介護福祉士も看護師と同じく国家資格なのですが、世間的にもその扱いは全く違い、看護師の方が格上、という認識です。

なので、ヘルパーはNGでも看護師はOK、という人は多いです。看護師だったら、「偉い人が来てくれたわ~♪」的な感じで歓迎だけど、ヘルパーは「あんた、どこの誰?何しに来たの?」って…(´;ω;`)

ヘルパーと看護師では業務が違うのですが、先ずは「他人の訪問」に慣れてもらうという意味で、受け入れてもらいやすい訪問看護から初めてみるのはどうでしょうか。看護師の訪問に慣れたら、ヘルパーの訪問にも抵抗がなくなると思います。

15分の家事援助から始める

利用者からすると、知らない人が自分の家に上がり込み、家事や身の回りの世話をするなんてことは迷惑でしかないのかもしれませんね。たぶん、余計なお世話なのです。

そういう人には、15分の家事援助から始めてみてはいかがでしょうか。それを2~3週間繰り返し、まずはヘルパーの顔を覚えてもらうのです。

そうして「知らない人」から「知ってる人」になり、そのうち、「知ってる人」から「顔なじみ」になっていきます。少し時間がかかるけど、自然な流れで抵抗がなくなります。

見知らぬヘルパーが、「顔なじみ」になれたら、訪問時間を増やしていけばいいと思います。

資格を提示する

むかし、私が仕事でやって成功した”ちょっとイヤらしい方法”を紹介します(笑)

87歳の心臓疾患をお持ちの女性宅へ家事援助で訪問することになった私でしたが、初めは嫌がられました(;^_^A 任されたのは掃除と調理でしたが、「料理は得意で自分で出来るから」と断られました。でも実際はほぼ寝たきりで、ほとんど作っておらず、栄養不足が心配されました。

そこで私は苦肉の策として、自分が所持している調理師免許を見せました。「私は料理のプロですから、どうぞお任せください」と。(なんてイヤらしい…!)でも、その方法は効果てきめんでした。「そうなのね!なら、安心だわ」と、手のひらを返したように受け入れてもらったことがあります。

このように、高齢者は「その道のプロ」には信用して任せてくれたりします。ヘルパーだったら、それなりの資格証を持っているはずなので、それを見せて「安心してお任せください」と言ってみるのはどうかしら。

料理に関しては「野菜ソムリエ」などの取得しやすい資格もあるので、時間があるときに取得しておくのも良いかと思います。

心理学的にも確信されていることですが、人は権威に弱いのです。
白衣や資格はそれを活用した方法です。

まとめ

ヘルパー拒否に対する良い解決方法がなかなか見つかりません。難しい問題です。

拒否する方も、拒否される方も、少しづつ歩み寄らないと平行線は交わりませんね。家族やケアマネも介入しつつ、時間をかけて内側に湾曲していかないと逆に反り返ってしまいます。

まれに、女性のヘルパーは拒否したけど、男性のヘルパーは受け入れたとか、若いヘルパーはダメだったけど、ベテランヘルパーは大丈夫だったとか、そんなことがあります。馬の合う人っていますから、人を変えてみるのも一つの方法かもしれません。ケアマネに相談すればヘルパーを変えてもらえますので、試してみてください。

 

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