2/17(日)大阪で老々介護の末、妻が夫を殺害

2019年2月17日(日)「大阪で介護の妻に殺人容疑」

17日午前、大阪府の民家から「夫を殺した」と110番通報があった。警察署員が駆けつけると、1階のベッドで住人の74歳の男性が仰向けで倒れており、病院で死亡が確認された。 現場にいた65歳の妻のが「夫の口を塞いだ」と認めた。 (引用:Yahoo!ニュース)

老々介護の末の悲しい事件

妻は日常的に夫の介護をしていたが、文句を言われ続けていたため、イライラが募り、夫の顔に枕を押し付けたという。 実親の老々介護をまじかで見てきた私には、この妻の気持ちが手に取るようによく分かる。要介護4のうちの父も、何から何まで母に世話してもらってるくせに暴言を吐いたり文句を言ったり、我がまま言い放題で、感謝の気持ちなんて持っていない。 父は、「俺が女房を養ってやった。俺のおかげで飯が食える。俺に感謝しろ。俺の世話をしろ。俺の言うとおりにしろ」という人で、母は父の奴隷のよう。本当にひどい。 母は精神を病み、うつ病を発症し、15年近く抗うつ剤を飲み続けています。それで何とか頑張っている状態。そんな母を見ていて、いつも思うことがあります。 「なんでこんな人と結婚しちゃったんだろう…」って。。。 母は若いころ結構モテたらしいので、なにも父じゃなくてもよかっただろうに。他の、もっと優しい男性と結婚していれば、今のこんな地獄的な人生ではなかったんじゃないか、と思います。 そしたら当然、私もこの世に存在しないわけですが、それでもその方が良かったのでは、と。

老々介護で上手くいってる夫婦はいるんでしょうか?

訪問介護員の仕事をしていた時、老々介護になっている家庭をたくさん見てきましたが、妻が夫を介護している家庭はどこも険悪でした。介護されている夫が妻に全く感謝せず、威張りくさり、暴言を吐き、拒否ばかりして、妻は本当に気の毒でした。 うちの母は、こう言ったことがあります。

「鍵をかけて出て行ってしまいたい。 こんなに一生懸命やってるのに怒鳴られて、バカらしくて仕方ない」

それとは逆に、夫が妻を介護しているご夫婦は、互いを労わり合いながら仲良く暮らしていることが多かったです。 それは、妻が夫に感謝の言葉をこまめに伝えているからだと思います。 ご飯を作ってくれて「ありがとう」、洗濯をしてくれて「ありがとう」、掃除をしてくれて「ありがとう」、トイレの世話をしてくれて「ありがとう」、車いすを押してくれて「ありがとう」、病院へ連れて行ってくれて「ありがとう」。 これだけ沢山の「ありがとう」を言われたら、夫は嬉しいですよね。妻のためにもっと頑張ろう、と思うでしょうね。 ところが、夫が妻に介護してもらっても、なかなか「ありがとう」とは言いませんね。妻が夫の世話をするのは当たり前だと思ってるからです。昔の日本は、そういう考えが一般的でしたのでね。だから妻はストレスをため込み、夫婦関係が悪化していく一方で修復不可能に。 こうなると危険です。

まとめ

老々介護は、本当に深刻です。家の中だけで繰り広げられている介護地獄に気付ける他人は中々おらず、SOSを出せる高齢者も少ない。というか、どうしていいか分らないのが現実ではないかな、と思う。 要介護認定なんていうのも良くわかっていない高齢者がたくさんいるんだから、申請がなくても、行政は老夫婦世帯を訪問し、現状把握する必要がある。もう、どうにもならなくて、でも自分では動けない切羽詰まった老々世帯はきっと多いと思います。 出来ることなら明日からでも動いてほしいくらい。家庭訪問です。是非、その目で確かめて来てほしい。