在宅介護で最大の問題は【排泄ケア】

在宅介護で一番の悩みの種は「排泄」

みんな、どうしているのかな?

この記事は、在宅介護している人の排泄の処理方法について書いています。
みんなはどうしてる?【在宅介護の排泄ケア】

避けて通れない排泄処理

生きている以上、排泄しないわけにはいかない。
けれど、それを自分で処理できなくなったら、誰にやってもらうのか考えたことはありますか?

夫なら妻に、妻なら夫に?息子に?娘??
在宅介護なら、排泄の世話をするのはたぶん家族になりますよね。でも、いくら年をとっても、認知症になっても、家族に下の世話をしてもらうなんて、もの凄く抵抗あるでしょう。

私だったら、家族じゃなくて介護職の人に頼みたいです。夫や子どもに排泄処理をお願いすることは絶対に考えられません。なので、そういう状態になったら、自宅介護は選ばずに施設へ入所したいです。

今は健康なのでそう言っていられる私ですが、いざとなったらどうでしょうか?
本当に施設へ行く覚悟ができるでしょうか。「やっぱり家が良い」なんて言うかもしれません。そしたら家族に世話してもらうしかないですよね。

「情けない」「申し訳ない」と思いながらも、生きている以上は ”食べて出すこと” は避けられないわけでして、無力な自分を嫌いになりながら日々を過ごすのかもしれませんね。

みんなはどうしてる?排泄処理

在宅介護の排泄処理で悩んでいたとしても、中々他の人に聞けないテーマです。
私は訪問介護員として沢山の在宅介護を見てきました。どのご家庭も排泄のことで悩んでおられましたが、それぞれに合った方法で処理されていましたので、いくつか紹介します。

例1.私の父の場合

先ずは、私の要介護4の父の場合です。

一日中、紙おむつ(紙パンツ)を使用していますが、その中で用を足すことはありません。尿意・便意はあり、トイレに行きたくなると同居してる母に介助してもらっています。

手引き歩行でトイレまで移動し、パンツを下してトイレに座るまでを母が手伝います。終わってトイレットペーパーで拭くのも母の役目です。父はただ出すだけ。

夜も3~4時間おきに目を覚まし、トイレへ行きたがるので、その都度母は起こされて、万年寝不足です。
私が実家に泊まり、夜のトイレ介助を変わってあげると申し出ても、父にも母にも断られます。やはり子どもに排泄処理をされのは嫌なんですね。

そうかといって、ヘルパーが家に入ることも嫌がります。自分では何もできないのに、すべてを母に押し付けます。母は父の奴隷と化しています。

紙おむつを履いているのだから、夜はそのままおむつの中にしてくれればいいのにと思いますが、それがなかなか出来ないのです。ポータブルトイレも用意してありますが、使いたがりません。なんでも拒否する父に、母も怒りが爆発するときがあって、見ている私は何もできずにいることもあります。

例2.ヘルパーの定期的訪問で排泄

要介護4の、ほぼ寝たきりの女性(99歳)の場合。

娘夫婦と3人暮らしのその女性は、尿意も曖昧で感じたり感じなかったりでした。
同居している娘さん(といっても70歳以上です)は、なぜか排泄介助を一切しません。すべてヘルパーと訪問看護師任せです。

8時半から3時間おきにヘルパーが訪問し、排泄介助します。紙おむつとパッド使用で、尿意の有無にかかわらずトイレへ行って座ってもらいます。

夜中はヘルパー訪問はなく、寝たまま紙おむつにしてもらいます。就寝時は尿意で目覚めることがないので、楽といえば楽ですが、朝、大量の尿が溢れ、パジャマやシーツなど全取り換えになることもしばしば有りました。

例3.24時間巡回訪問サービスの利用

要介護4の、ほぼ寝たきりの男性の場合です。

ほぼ寝たきりで独居だったその男性は「24時間巡回訪問サービス」を利用していました。
昼夜問わず、24時間定期的に短時間の訪問を受けることができます。

24時間巡回訪問サービスでは、排泄介助に限らず、食事などの生活援助などの介護全般を依頼することができます。便利な分、費用もかかりますが、一人暮らしの高齢者にはうれしいサービスですよね。

 

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出来れば、紙おむつをフル活用してほしい

うちの父もそうですが、せっかく紙おむつを使用しているのに活用できていない人が多いです。

特に夜中、紙おむつでしてくれさえすれば、介助する人の睡眠を妨げることなく、お互いに今より良い精神状態で生活できると思うけど。

なぜ、紙おむつでは排泄できないのか?というと、

・漏れる心配がある
・意識があるとき、寝ながらは出来ない
この2つが大きな理由だと思います。
だったら、この理由を取り除けばいいですよね。

紙おむつから漏れる心配

紙おむつは日々進化していて、サイズも形もいろいろなものが出来ています。加えて、尿取りパッドも進化していますので、それらを組み合わせて漏れないように工夫してみてはいかがでしょうか。

 

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寝ながら排泄はできない

意識があるときに、寝ながら排泄することは本当に難しいと思います。
一度、試しに自分で紙おむつを履いてやってみるとわかります。

でも、難しいのは最初だけかもしれません。慣れれば抵抗がなくなるそうです(聞いた話ですが)

家族のために、寝ながら排泄する練習をしてみてはいかがでしょうか。
介助される方も出来る努力があるならば、やった方がいいですよね。

ただね~…、なかなかやってくれる人はいないかもしれんせんね。そこが問題です。

紙おむつって、実は交換する方はたいして苦痛ではありません。慣れてしまうからです。なので遠慮しないでほしいんですけど、羞恥心があるうちは難しいです。

まとめ

頻尿を治療する方法もありますよね。
うちの義母は夜中のトイレ回数を減らすために薬を飲んでいます。ちゃんと診察を受けて処方された薬だから大丈夫だと言っています。

薬である程度コントロールするのも有りかと思います。

排泄介助を遠慮するために、水をあまり飲まないで脱水になったり、トイレを我慢して膀胱炎になったり、足が弱いのに自力でトイレへ行こうとして転倒したりするのが怖いです。後々問題が増えます。

それを防止するには、介護者に「トイレに行きたい」と言われたとき、間違っても「え~、また~」とか言わないことですね。あと、嫌な顔をしないように!

介護する方は本当に大変です。お互いにとって一番楽な方法をみつけ、歩み寄ることができるといいですね。難しいですけど。

 

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