【認知症】徘徊の原因と対策

認知症の徘徊。
どうしてそうなるの?
どうしたらいいの?

この記事は、徘徊で困っている人向けです。
認知症の徘徊にはそれぞれに意味があって、対策も違う

認知症の徘徊の原因

認知症の症状では一番初めに現れる「記憶障害」、つまり「物忘れ」。それが徘徊の原因のひとつです。

 

なんでも忘れてしまうので、たとえば「トイレに行きたい」と思って向かっても、トイレの場所がわからなくなってパニックになり、歩き回ってしまう。これも家の中の徘徊。

 

あるいは、買いものに出かけて帰り道がわからなくなりウロウロしてしまう。これも徘徊。

 

以前住んでいた家に帰ろうとしたけれど場所がわからなくなり、けっきょく徘徊。

 

探し物をしていたらいつの間にか知らない土地に来ていて戻れなくなり、徘徊。

 

徘徊の原因は人それぞれ、でも必ず何らかの目的がある。けれど、記憶障害と見当障害、周辺症状、時にはストレスとか不安感も相まって徘徊という行動として現れます。

徘徊の対策

徘徊の具体的な目的がはっきりしている場合、対策は簡単です。

・トイレの場所がわからない → 一目でトイレと分かるように張り紙をする。
・帰り道がわからない → 一緒に行く。
・以前住んでいた場所へ行きたがる → 一緒に行く。
・何かを探している → 一緒に探す。
問題なのは、目的が不明な徘徊。

意味不明な徘徊を予防するには

結論を先に言いますと、目的不明の徘徊予防策は、鍵をかけて家の外へ出られないようにすること以外ないように思います。期待外れな回答ですみません。

 

徘徊で困るのは、本人が行方不明になることですよね。
行方不明になって、他人や警察のお世話になったり、生存確認できないことが一番心配です。

 

これを防ぐには、外に出られないようにするしかないですよね。

 

家の中で徘徊する分には、転倒や怪我などの危険があるにせよ、目の届く範囲なので「よし」とするしかないようにも思います。

 

私が訪問介護の仕事で出会った認知症の高齢女性(92)は、一人で住んでる2階建ての家の1階部分を徘徊していました。その時、なぜかズボンは脱いで、リハパン一丁で歩き回っていて、家中のすべての扉を両手でガタガタと開けようとしていました。なにか探し物をしていたんだと思います。

 

扉にはご家族がカギをかけていたので開くことは無かったのですが、1時間ずっと、ガタガタしながらウロウロしていました。でも、特に何か対策をすることはありませんでした。

 

外には出なかったので、ご家族もケアマネも見守ることで了解していました。というか、それしか出来ないので。

 

外へ徘徊してしまった時の対策

外へ出て徘徊してしまった時のための良くある対策として、「下着に連絡先と名前を書いておく」というのがあります。誰かに見つけてもらった時、家族に連絡してもらうためです。

 

最近では徘徊者にはGPSを使って位置情報を検索するというサービスも始まっています。
NTTドコモでは、「ナビメル」といサービスを展開しています。

 

「ナビメル」はGPS発信機を専用靴(4,800円)の中にセットしたり、専用ケース(1,980円)に入れて本人愛用の杖やベルトに装着して使います。

月々の利用料は4,720円、初期費用として3,800円必要です。

市町村によっては「ナビメル」が介護保険の適用になることもありますので、必要と思う方はケアマネに相談してください。もしかしたら安く利用できるかもしれません。

 

ドコモ以外にも、同じような見守りサービスはあります。

見守りシューズ

イマココ・サービス

どこでもシューズ

認知症徘徊GPSセンター

株式会社介護用品愛ショップ

iTUMOいつも

他にも。

 

時間があるなら、徘徊に付き合う

もし時間があるなら、一度はとことん徘徊に付き合ってみるのもお勧めです。

 

本人が何のために徘徊しているのか、どんな気持ちでいるのか、体力的にどれくらい歩くことができるのか、いろいろ分かります。

 

また、介護者が一緒に歩き回ることで、本人が何かに納得し、徘徊をしなくなるかもしれません。

 

まとめ

昼間の徘徊もあれば、夜中の徘徊もあり、また、毎日する人もいれば、たまにする人もいる。
認知症が原因で行方が分からなくなり、警察に届け出があった行方不明者は年間1万人を超えるそうです。

 

一番心配なのは命の危険。

 

これを回避するには、家に鍵をかけるしかないような…。
他にいい方法はありますでしょうか?
あるなら私も知りたいです。