「心が痛い」「胸が苦しい」「キュンとする」なぜそうなる?身体の仕組み。

 

ショックなことがあった時やときめいた時、「胸が痛い」「胸が苦しい」「胸がキュンとする」のはなぜだろう?

 

そう思ったこと、ありませんか?

 

 

実際、ものごとを理解するのは「脳」のはずなのに、痛むのは頭ではなくて心。心臓や胸がキュッと痛くなります。

 

どうしてそういう現象が現れるのか、疑問に思ったことはないでしょうか?

 

 


 

「胸が痛い」時、体内で起こっていること

 

失恋したり、大きな不安や恐怖を感じた時など、人は精神的なショックを受けると『アドレナリン』というホルモンが大量に分泌されます。

 

『アドレナリン』とは、交感神経が優位になった時に分泌されるホルモンで、「アドレナリンが多くなる」ということは身体が「興奮状態にある」ということです。

 

『アドレナリン』は、血管の拡張や収縮をして血圧・血流をコントロールする働きがあります。『アドレナリン』が多く分泌されると心臓の収縮が活発になり、脈・鼓動が早まります。これが「ドキドキ」の正体です。

 

ドキドキして鼓動が早くなっているときは、呼吸が浅く早くなっているときでもあります。心筋(心臓の筋肉)が収縮を活発に行っているのです。マラソンなど、スポーツをしている時と同じような状態です。

 

呼吸を司る肺には、横隔膜などの呼吸筋と称される多種の筋肉があり、それらの伸縮によって肺は動いています。

 

呼吸筋が、失恋や恐怖・悲しみなどのストレスによって増えた『アドレナリン』によって瞬間的に血流障害を起こします。

 

それが心臓や胸の痛みや圧迫となって現れ、「心が痛い」「胸が苦しい」と感じるわけです。

 

 

 

「胸がキュンとする」のはなぜ?

 

また、「胸がキュンとなる」のは、心臓の筋肉に血液を供給している冠動脈が、その心臓の活発な動き(ドキドキ)に付いていけず、血液の供給が間に合っていないために起こる極めて軽い狭心症のような状態になるためです。

 

心臓がドキドキしているのに血流不足で動きが一瞬乱れる=「胸キュン」ということです。

 

 




 

「胸が痛いとき」対処方法

 

「胸が痛い」状態はとても不快で辛いもの。出来ることなら一刻も早く解消したい。

 

それが意図的にできれば、誰だって生きやすく楽になれるのですが、なかなか思うようにはいかないのも事実です。

 

ただ、「胸が痛い」のは呼吸が早く浅くなって起こる ” 呼吸筋のいたずら ” であることが分かっているのだから、対処法としては「呼吸を整える」が最善なのではないでしょうか。

 

頭の中に渦巻く嫌な出来事をシャットアウトし、深い呼吸を意識する。

 

それは「瞑想」や「座禅」「ヨガ」をすることに近い。

 

でも、あまり難しく考えるとイヤになるので、ただただ目を閉じて、「吸って」「吐いて」と自分の呼吸にだけ意識を向けて数分間を費やす。これだけでも痛みは軽減されると思います。自立神経を整えることを意識して。

 

 

まとめ

 

私も最近、介護中の親のことで「胸が痛くなること」が多い。衰え行く親を見ているのは辛いものです。とはいえ、生きている以上老いを止める術もなく、どうしようもないわけで、自分を上手いこと慰めながら(笑)日々を送っています。

 

ストレスを感じた時は腹式呼吸をしてみます。意外とこれで、気持ちも上向きに変わったりします。

 

よければ、お試しあれ。