上野動物園シンシンの赤ちゃんパンダは、いずれ中国に帰ります。

出典:http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170705/Hazardlab_20970.html

 

上野動物園のパンダ「シンシン」が産んだ赤ちゃんは、日本のパンダということ?

 

いえ、いえ、それは 違います。所有権は中国にあります。

 

絶滅危惧種であるジャイアントパンダは、営利目的の売買が禁止されているため、現在日本にいるパンダは全て中国からのレンタルです。つまり、所有権は今でも中国にあり、10年契約で8億円のレンタル料を中国野生動物協会に支払っています。

 

この度出産した「シンシン」と、赤ちゃんパンダの父親である「リーリー」は共に、2011年2月21日に来園したレンタルパンダです。なので生まれた赤ちゃんも、中国籍になるのです。

 



 

歴代の上野のパンダは、日本の所有だった。

 

上野動物園でこれまで飼育したパンダ、
カンカン
ランラン
ホァンホァン
フェイフェイ
トントン(ホァンホァンとフェイフェイの子)」
ユウユウ(ホァンホァンとフェイフェイの子)」
リンリン(陵陵)1992年に日中国交回復20周年を記念して、ユウユウと交換したパンダ)」

は、中国から外交で贈与されたパンダとその子供で、所有権を日本に持つ無料のパンダでした。

 

日本のパンダが日本で出産すれば、当然その赤ちゃんパンダは日本のものですが、今回の「シンシン」のように、レンタル中のパンダが日本で出産しても、その赤ちゃんパンダの所有権は中国にあります。

 

そして赤ちゃんパンダの追加料金:6000万円を払うことになります。

 

 

日本生まれの中国籍赤ちゃんパンダの運命

 

日本生まれの赤ちゃんパンダが生後1ヵ月経過した現在、名前を公募していますよね。

どんな可愛い名前になるのか、楽しみなところでもあるのですが、この赤ちゃんパンダはいずれ中国へ帰らなくてはいけない運命にあるのです。

 

中国で「パンダは祖国の地を踏んでこそ本物のパンダになる」という考えがあり、他国で生まれたパンダは必ず、4歳くらいになると中国の成都にあるジャイアントパンダ繁育研究基地へ帰ります。自然繁殖が難しいジャイアントパンダは、ここで人口繁殖し、絶滅を防いでいます。

 

中国に帰った日本生まれのパンダは、新しい名前を付けられます。以前、和歌山で生まれて「ユウヒン(雄浜)」と名付けられたパンダは、中国では「ビンビン(敏敏)」という名前に変わりました。

 

 

・・・なんかチョット、寂しいですね、せっかく公募で決めた名前なのにね。

 

だから今度の赤ちゃんパンダも、名前を公募して可愛がっても、いずれ中国に帰って違う名前になってしまうということです。残念!

 

でも、それまで日本で思い切り可愛がってもらって、たくさんの想い出を作ってほしいな、と思うところであります!