「バブル」とは?「バブル時代」って、いつからいつまで?崩壊の原因は?

出典:https://mainichi.jp/articles/20150326/mog/00m/020/004000c

 

「バブル」ってよく耳にする言葉ですが、何の事か、きちんと解りますか?

何となく、「日本がめっちゃ景気良かった時代」というのは分かるけど、どうしてそうなったのか、またどうして崩壊したのか、知っていますか?

 



 

バブルがはじけた」「バブル期」「バブル崩壊」「バブル景気」などなど、「バブル」に関する色んな言葉あります。最近では、「バブル芸人」として平野ノラが有名になりました。

 

「シモシモ~」(笑)

 

 

ここで一緒におさらいです(^^♪

 

 

「バブル時代」とは、いつのこと?

 

『1980年代後半~1990年代初め』

 

この時期を「バブル時代(バブル期)」と言います。
昭和55年。今から37年前のこと。約10年間続きました。

 

〈1980年の出来事〉

・任天堂の携帯ゲーム機「ゲームウォッチ」発売
・1億円争奪事件
・ジョンレノン銃殺事件
・山口百恵結婚・引退
・巨人軍長嶋監督辞任・王選手引退
・ルービックキューブ日本発売
・原宿に竹の子族出現
・ポカリスエット発売
・「3年B組金八先生・第2シリーズ」
・スターウォーズ「帝国の逆襲」

 

 

 

「バブル時代」を作った人・育てた人・終わりにした人

 

< バブルを作った人 >

当時の総理大臣は、中曽根康弘。この人がバブル時代のきっかけを作りました。
中曽根総理は、当時国が運営していた国鉄(現JR)・電電公社(現NTT)・日本専売公社(現JT)の3社を民営化して新自由主義的経済政策を薦めました。その結果バブル時代を引き起こし、現在の格差社会を招くことになります。

 

そしてアメリカ大統領であったレーガンと「ロン・ヤス関係」と呼ばれるほど親密な関係を築きました。

 

左:レーガン大統領 右:中曽根総理大臣

 

中曽根さん、85才で政界を引退。今年で99才。長寿ですね!

 

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< バブルを育てた人 >

「バブル時代」を育てた人は、第25代日銀総裁 澄田智(すみた さとし)。
元・大蔵省職員のため、大蔵省との癒着が強く、彼らの言いなりだった。

出典:https://www.bloomberg.co.jp

2008年9月、肺炎のため死去。92才。

 

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< バブルを終わりにした人 >

「バブル時代」を終わりにした人は、第26代日銀総裁 三重野康(みえの やすし)。

2012年4月、死去。88才。

膨らみ続ける日本のバブル経済に危機感を抱き、日銀総裁に就任すると大蔵省とは関係なくバブル潰しの政策に取り組み、「平成の鬼平」と呼ばれました。

 

 

 

「バブル時代」の経緯

 

【1973年、世界的な石油産出国であった中東で「第4次中東戦争」が勃発し、石油価格が上昇】

そのため、アメリカではガソリンやトイレットペーパーなどの石油でできた日用品が値上がりして不景気となってしまいました。その解決策として、金利の大幅な値下げをした結果、ドルが人気となり「円安ドル高」になりました。

アメリカでは日本の自動車が急に安くなったので凄く売れるようになり、日本の貿易黒字が増えました。

 

【1985年、「金融緩和」にて、金利の大幅値下げ】

アメリカの製品が売れない「円安ドル高」を解消するために、主要5か国で協力し合い、ドルの価格を下げようと合意ました。

その結果、高値だったドルが数か月後にはグンと下がり、アメリカのものが安く買えるようになったこ日本では、ブランド品などの爆買いが始まりました。同時に日本製品が海外では高額になってしまったので売れなくなり、これを「円高不況」といいます。

 

円高不況を解決するために、大蔵省が日本銀行に金利を引き下げてお金を借りやすくして日本企業を応援するように働きかけた。これを「金融緩和」といいます。

この指令に沿った第25代日銀総裁 澄田智は、約5%だった公定歩合を1年間で約3%にまで引き下げました。

 

【1986年、特金制度により株価と不動産が急上昇】

1987年、ブラックマンデーと呼ばれる世界的な株の大暴落が起こった翌日、大蔵省は当時の4大証券会社代表を招集し、日経平均株価を2万1000円以上に維持するように要請しました。

その方法として大蔵省は、株価を維持するために特金(とっきん:特定金外信託)と呼ばれる株や不動産を売って利益が出た時の税金を低く抑える制度を企業のために用意しました。

 

そして更に特金よりもっとお得な「営業特金」という利回り保証のついた商品を企業に販売。
この営業特金は絶対に損しない、必ず儲かるということで大人気となりました。

 

 

【安い金利でお金を借りて、不動産投資に走る企業が急増】

株と同時に地価が上がり、不動産を持っているだけで儲かる時代になったので、銀行から安い金利でお金を借りまくり土地を買いあさる企業や個人資産家が急増しました。

バブル時代」の象徴でもある「億ション」が数々誕生しました。

 

不動産ブームのおかげで株価の上昇は続き、どの銀行も不動産購入のためにお金を貸しまくっていました。

結果、日本の地価が海外のどの国よりも上がってしまい、一般庶民が自分の家を持つことが大変困難になりました。

 

 

「バブル崩壊」はどうして起きた?

 

「こんな状況は日本経済にとって良くない。」と言い続けていたのが第26代日銀総裁 三重野康でした。
バブル経済を潰すために金利を上げて借金の利息を増やし、株や不動産を制限なく買い漁っている人達にくぎを刺しました。

 

銀行貯金の金利が一気に上がり、株を買わずに貯金する人が増え、株価が下がり始めました。
株価が下がると地価も下がりはじめ、借金して不動産で儲けようとしていた人たちの中から、銀行にお金を返せなくなって破産する人や企業が出てきました。

 

お金が回収できなくなり危機にさらされた銀行は、強引に返済を迫り、迫られた企業は株や不動産を一斉に売りに出しました。それは益々株価と地価が下落させることになり、経済の悪循環が始まりました。

 

金融機関が崩壊し、破綻する銀行・証券会社が出てきました。

 

こうして「バブル時代」は完全に崩壊しました。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

バブル時代には既に社会人だった私ですが、今思えばもっと賢く貯金していればよかったのに、とも。当時は若かったし、景気もすこぶる良かったのでお金のことを気にしたことはほとんどありませんでした。

 

現に私は、当時人気だった4WDの新車を現金一括払いで買っています。普通の女子会社員の身で、です。
「(働いているんだから、)お金は使ってもまた自然と貯まっていく。」という認識でした。バブル時代には、「よく働いてよく遊ぶ」風潮があったように思います。

 

出典:https://middle-edge.jp/articles/I0001183

 

懐かしく、良き時代でありました。