「年越しそば」に乗せる”具”は、天ぷら?

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大晦日に「年越しそば」を食べる習慣があります。

 

お蕎麦は他の麺類に比べて切れやすいので、「今年一年の災厄(悪いこと)を断ち切る。」という意味があり、縁起のもとされています。

 

日本古来の文化が失われていく中でも、「年越しそばを食べる」風習は、今でも6割ほどの定着率だそうです。

 

我が家でも毎年、「年越しそば」を食べてきました。

 

が、

 

今年はどうしようかな~、やめようかな~、なんて思ってもいます。

 

なぜなら、お蕎麦を食べるタイミングが非常に難しいからです。

 

大晦日の晩ごはんはいつもより奮発して、「すき焼き」とか、「焼き肉」とか、お肉メインの献立てにするので、そういったメニューにはやっぱり ”炊きたてご飯” が欲しくなります。お蕎麦は合いません。

 

紅白歌合戦を見ながらお肉中心の美味しいご飯を食べて、ケーキなんかも食べちゃって、お腹いっぱいになった後、1時間ほど置いてから「年越しそば」を食べるのがいつもの我が家なのですが、これが結構キツイんです。

 

お蕎麦は少量ではあるものの、義務感が半端ない。これを食べないと、年が越せない~的な(笑)

 

それに、日本の文化を子供に受け継いでいきたい思いもあって、ちょっと無理してでも「年越しそば」を食べていました。

 

でも、それを今年はやめてみようかな、と。 無理なことはしなくていいんじゃないかな、と思うようになりました。




 

日本文化の変化

 

文化は私たちの生活に合わせて少しづつ変わっていく。

 

今日、東北出身の80歳になる母に聞いたのですが、昔は大晦日に祝い膳が出され、大人はお酒を飲み、一年の労をねぎらったそうです。

 

そして元旦は、何も特別なことはしなかったと言います。

 

大人たちは昼近くまで寝ていて、子どもたちは早起きをして初詣に行ったり、凧揚げをしたりして遊んだそうです。 食事は大晦日の祝い膳の残りが有れば出されるものの、特別にお正月用の献立になることは無く、いつも通りだったようです。

 

地域や時代背景で文化の形に違いがあり、それがまた日本の面白いところだと思うのですが、最近の日本の文化は、商戦によって振り回されている感じがしてなりません。

 

今では常識となった「関東地方の恵方巻き」。 東京で生まれ育った私は数年前まで、その言葉すら聞いたことありませんでした。 それに昨今異常に盛り上がり始めた、「ハロウィの仮装パーティー」。

 

どれも商売戦略です。経済効果があってイイコトではあるかもしれませんが、古い私はなんだか乗れません。

 

 

年越しそばの天ぷら

 

「年越しそば」に付き物の、天ぷら。 大晦日の忙しい時に、自分で天ぷらを揚げる主婦はどれくらいいるのでしょうか。

 

私は以前、スーパーの総菜部門でアルバイトをしていたのですが、大晦日の天ぷらが売れる量はものすごいものでした。

 

一番の売れ筋は「かき揚げ」。 次いで「エビ天」。

 

普段店頭に出している「かき揚げ」は、野菜を切るところから手作業で行い、家庭で作る「かき揚げ」と変わりない工程で作ったものです。 「エビ天」も、解凍したエビに衣をつけ、一尾づつ手作業で揚げていました。
 

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でも、大晦日の「かき揚げ」と「エビ天」は、すでに揚がっている状態のものが冷凍された形で大量に仕入れられ、私たちはただそれを油の中に入れては出す、入れては出す、、、という作業の繰り返しでした。

だからあんなに脂っこい天ぷらなんです。

 

しかも値段が高い! 中国産だから、原価はいくらもしないのに。。。 なのに、飛ぶように売れていきました。
商戦成功です。

 

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厨房内はバタバタで、時折怒鳴り声が響き渡り、酷い有様でした。
私たちは早朝7時から出勤し、休憩なく、昼ごはんもなく、夕方までこき使われました。お腹が空いたら、その辺にある失敗した天ぷらを食べたりしました。

 

・・・大晦日にこれはさすがに疲れました。 家に帰ってからまた、夕飯の準備があるというのに。

 

3月の「恵方巻き」の時も、同じでした。商品は間に合わないくらいの勢いで売れましたが、私はぐったり疲れました。 私はその仕事、1年続かず辞めました。 毎年こんなことは出来ない、と思って。

 

 

まとめ

 

大晦日やお正月は、主婦にとって面倒くさい日でもあります。
とてもゆっくりできる状況にありません。

 

だから市販の料理を選んで手を抜いても良いと思います。私も今年はおせち料理をネット注文しました。お陰ですごく楽です。

 

大晦日やお正月、無理はなるべくやめよう、自分も楽しみたい、と思うようになりました。

 

みなさんも、どうぞ良い年末・年始をお迎えください!